行政連絡先リスト
アスベストに関する疑問やトラブルに直面したとき、どこに連絡すればよいか分からず、対応が遅れてしまうことがあります。ここでは、内容別に適切な相談・通報窓口をまとめました。
労働基準監督署への通報方法
工事現場での石綿則違反(事前調査を行っていない、保護具を着用させていない等)は、管轄の労働基準監督署へ通報・相談できます。
連絡先情報
- 総合労働相談コーナー:全国の労働局・労働基準監督署に設置、匿名相談も可能
- 受付時間:平日8時30分〜17時15分が基本(土日祝・年末年始は休み)
- 直接訪問すると、証拠書類を示しながら具体的に相談できる
- 電話でまず概要を相談し、その後訪問する流れでもよい
「石綿事前調査を行わずに解体作業をしている」「保護具を着用させずに作業させている」といった状況を見かけた場合、写真や日時などの記録を残しておくと、相談がスムーズに進みます。
大気汚染防止法違反の通報先
掲示板の未設置、事前調査結果の未報告、飛散防止措置の不備など、大気汚染防止法に関する違反は、工事現場の所在地を管轄する都道府県・政令市の環境部局(大気環境担当課)が窓口になります。
通報の目安
- 窓口は工事現場の住所によって異なるため、まず市区町村名で検索するのが確実
- 掲示板の不備、無届工事、飛散防止措置の不備などが主な通報対象
- 写真での記録(掲示板の内容、工事の様子)があると対応がスムーズ
環境再生保全機構(健康被害救済)
アスベストが原因の中皮腫・肺がん等を発症し、労災補償の対象とならない場合は、「石綿健康被害救済制度」による医療費等の給付を申請できます。窓口は独立行政法人環境再生保全機構です。
連絡先情報
- 独立行政法人 環境再生保全機構 石綿健康被害救済部
- フリーダイヤル:0120-389-931
- 申請窓口は、機構のほか、環境省地方環境事務所や最寄りの保健所でも受付可能
- 対象:中皮腫、肺がん、著しい呼吸機能障害を伴う石綿肺・びまん性胸膜肥厚
- 労災補償を受けられない被害者本人、またはご遺族が対象
不動産トラブル相談先
不動産購入後にアスベストが発覚した、売主・仲介業者の説明義務違反が疑われるといった場合は、複数の相談窓口があります。
連絡先情報
- 消費者ホットライン「188(いやや)」:最寄りの消費生活センターを案内、契約トラブル全般に対応
- 住まいるダイヤル(住宅リフォーム・紛争処理支援センター):0570-016-100、建築士による住宅相談、必要に応じ弁護士・建築士との無料専門家相談も
- 全国宅地建物取引業保証協会:各都道府県の宅建協会内に不動産無料相談所を設置
- 法テラス(日本司法支援センター):0570-078374、法律相談窓口の案内
「どこに相談すればいいか分からない」という場合は、まず消費者ホットライン188に電話すれば、状況に応じた窓口を案内してもらえます。
産廃不法投棄の通報先
アスベスト含有廃材の不法投棄を見かけた場合、産業廃棄物は都道府県・政令市(さいたま市・川越市・越谷市・川口市等)が窓口となります。
連絡先情報
- 各都道府県・政令市の「産廃110番」「不法投棄110番」窓口へ通報(名称・番号は自治体ごとに異なる)
- 環境省 不法投棄ホットライン:sanpai110@env.go.jp(投棄量5,000トン超などの大規模・緊急案件向け)
- まさに投棄している現場を目撃した場合は、110番で警察へ通報
- 可能であれば、車両ナンバーや現場状況の写真を無理のない範囲で記録
- 投棄者本人への接触・注意は行わない(危険を避けるため)
「一般廃棄物か産業廃棄物か分からない」という場合は、まず市区町村役場に相談するか、環境省の窓口に連絡すれば、担当部署を案内してもらえます。
